申し入れを行った人の夫(妻)に返済遅延履歴や多額の借金があると、
本人に問題がなくてもマイホームローンの審査で弾かれる場合があります。
ただ、配偶者のキャッシング状況が関係してこないケースもあります。
では、どのようなパターンだと関係してくるのでしょうか。
それはずばり「連帯債務者」になっている場合です。
申し入れを行った当人だけが債務者であるならば、
マイホームローンや事業者向けローンなどに配偶者のキャッシング状況は関係してきません。
しかし、ローンの返済を夫婦で一緒に進めていくつもりなのであれば、
二人とも「金融事故歴(もしくはそれに類するもの)がない状態」でないと審査で弾かれる恐れがあります。
現実には、マイホームローンの「債務者」と「連帯債務者」の役割は
夫婦二人で分担して行う場合が大半です。
ですから、マイホームローンの審査に臨む前に奥様(旦那様)の借金歴なども
確認しておくことをおすすめします。
もちろん借金をした経験があっても、問題なく完済できているのであれば、
審査に影響が及ぶことはほぼありません。それは事業者向けローンなどに関しても同様です。
ちなみに、昔はクレジットカードでキャッシングをした経験があることが原因で
マイホームローンの審査で落とされる場合もありましたが、
今はそこまで厳しくはなくなりました。
ただ、もちろんクレジットカードのキャッシングの返済を滞らせたことがある場合は、
審査に悪影響が及ぶ可能性が高いです。